相変わらず、ほんの少しの人しか興味を持たないニッチネタです。
プロキシ経由でインターネットに接続している場合、プロキシの設定をきちんとしないとQGISではWMSなどインターネットがらみの機能を使うことができません。プロキシには何度もやられているので、最近は「プロキシのせいだな」とあたりをつけられるようになりましたが、設定には少し手間取りました。
まずは、Internet Explorerから「ツール」→「インターネットオプション」→「接続」タブ→「LANの設定」とすると下記の画面が出てきます。下段の「プロキシサーバー」にアドレスとポートが指定してあれば楽なのですが、私の環境は「自動構成スクリプト…」でアドレスが入っています。
赤いマスク部分のアドレスをIEへコピペしてサイトを開きます。
謎の文章が登場。
試行錯誤したのですが(
こちら参照しました。)一番下の「青いマスク」と「緑のマスク」の部分がアドレスとポートにあたることがわかりました(環境によって“謎の文章”は色々です)。「青」と「緑」の間にはコロンがあります。
QGISを立ち上げて、「設定」→「オプション」→「ネットワーク」タブ
ホストに「青いマスク」部分を、ポートに「緑のマスク」部分をコピペします。
プロキシタイプは「HttpProxy」を選択し、「OK」をクリック。
(これが、最後になかなかわからなかった。デフォルトじゃだめなの??)
これでWMSが読み込めるようになりました。わーい。WMSの設定はまたいつか…。
ArcGISの場合はインターネットオプションのプロキシの設定を勝手に読み込んでくれるためか、ArcGIS内で設定する必要はありません。Rの場合はインストールする際に「Internet2」を選択しておけば、インターネットオプションのプロキシ設定を読み込んでくれます。QGISは面倒くさいですね。「自動構成スクリプト」に泣かされている皆様、頑張りましょう(って仲間はどこかにいるのかな)。