ArcGISでクロス集計などの解析を行うとテーブル(Info Table)ができるのですが、この結果をソフトで使用するには表のエクスポートをして、DBF, CSV, TXTなどの形式にします。
マウスでぽちぽちしてもいいですが、沢山処理する場合はPythonでスクリプト書くのが便利。ArcToolboxからツールを右クリックしてバッチ処理もいいのですが、出力ファイル名を手入力しないといけないかも(ここ、正規表現とか使えるんでしょうか…)。
TableToTable_conversion
ArcToolbox -> Conversion Tools -> To Geodatabase の中にあります。
Info TableをDBFファイルとして出力してくれます。DBFファイルはエクセルでもRでも読み込めますが、「最大255フィールド(列)、フィールド名(列名)も最大10バイト、フィールド名は大文字」という制限があるのが難点です。フィールド名が(英数)10文字を超えているとエラーは出さずに、勝手に10バイトのフィールド名をつけてしまいます。
DBFで出力しても、結局はCSVに変換したりするので、最初からCSVに出力してくれたら便利なのになぁと思っていました。ちょっと裏ワザっぽいですが、マウスぽちぽちなら、エクスポートする時にtxt形式を選んで拡張子を.csvにすると直接Info TableからCSVに出力出来るのです。
Table to Excel
いい方法ないかなーと思っていたら、"使える公式ブログ"な
ArcGISブログにcsv、xlsへの出力ツールの紹介が載っていました。実は以前もトライしたことがあったのですが、その時はPythonも使っておらず、「Pythonのxlwtモジュールのインストール」が上手くできなくて頓挫していました。
外部ツールの利用は確かにちょっとハードルが高いのですが、使えるようになると選択肢が増えてぐっと便利になります。PythonはArcGISのインストール時に一緒に入っているので、「xlwtモジュール」を
ここ(凡人はType: MS Windows installerです)からダウンロードして、管理者権限でインストール。
Windows7ならば、xlwt-0.7.2.win32.exeを右クリックして「管理者として実行」をクリックです。これに気が付かなくて今まで使えなかったんですよね…。
ArcToolboxへ戻って、ArcToolboxを右クリック、add Arctoolbox...を選択して、
C:\Program Files\ArcGIS\Desktop10.0\ArcToolbox\Toolboxes
へ辿っていくとAdditional Conversion - Generic Tools.tbxが見つかるはず。これを選択してあげると、ArcToolboxの方にアイコンが追加されます。
おお、これでPythonの方からもじゃかじゃかとCSV, Excelファイルの出力ができるようになります。わーい。