JAICAのGIS研修の講師をしてきました。リモートセンシングの研修日だったのですが、その中でArcGISで集水域を描く部分を担当しました。翌日から水文解析が始まるので、完全に被るなぁと思いつつ、調整する時間もなかったので予定通りHydrological Tools を使って集水域を描きました。
反省点は、、、まず、初っ端から座標系を勘違いして、とんでもない解像度を指定してラスタレイヤの結合に失敗しました。3分くらいで間違いに気が付きましたが、みんなで出来ない出来ないとなったので焦りました。その後は、時々エラーが出るPCがありましたが、一度確認しても同じエラーだったら、PCを変えたり、作成済みのデータ使ったりして、乗り越えました。エラーを解決しようとしないのが大切ですね(さすがに私も学びました!)。
やり始めて15分くらいで、これは時間かかるな…と思ったのですが、事前にちょっと仕込んでおいたのが功を奏して、出力ファイル名を各自で入力しないで、自動的につけられるものをそのまま使うことで大幅に時間を短縮できました。ハンズオンではタイピングの量を極力減らすのが大事ですね。
後半にラスタレイヤの結合(モザイク)で解像度の指定をし忘れて失敗したところがありましたが、それ以外はなんとか無事に進みました。本当はこの後にLANDSATを合成&モザイク&クリップする予定だったのですが時間切れになりました。ここは豪快に切り捨てて、作成済みデータを使って次の担当者に引き継ぎました。リモートセンシングの日なんだから「LANDSATを合成&モザイク&クリップ」を丁寧にやればそれで2時間使えたんじゃないかって、終わってから分かりました…。ハンズオンの時間見積もるのって難しいなぁ。
ちなみに、PowerPointの資料を作っていきましたが、ほとんど役に立ちませんでした。プロジェクターでPC操作をみせながら行う実習ではパワーポイントじゃなくてWordとかで普通の資料を作っていかないとダメですね。ツールボックスを順番にクリックしていくところなんか、画像じゃ字がつぶれちゃってよく分からないので使い物になりませんでした。
英語で実習するのは始めてだったのでちょっと不安だったのですが、まあ、クリック! OK!とか連発していたら無事に終わりました。標高データから河道網ができる流れもなんとなく理解してもらえたんじゃないかな。ここは準備したパワーポイントが役立ちました。まあ、ArcGISのHelpから画像を豪快に拝借したのですが(引用はしたけどいいのかな)、ArcGISで実習したんだから良いよね。
フリーなGISでも河道網や集水域つくれるようになりたいな。そして、これそそ実習講師やってみたいですね。