今日は集中力欠如している感じだったので、大学の外のお店にお昼ご飯を食べに行った。12時過ぎに行くと満席で断られることが多いお店だけど、少し時間をずらしていったのでのんびりとお昼ご飯を食べることができた。品数も多くて丁寧に作ってあるのでここのご飯を食べると元気が出る気がします。しかも、今日のお味噌汁はなめこ汁でした。幸せ。
すいたお店の中で大学の先生らしき人が同僚に「修士課程の学生のレベルが低くて授業にならない」とか「留学生が日本語が分からなくて授業を投げてしまってる」と言っていた。「とくに今年の新入生はひどい」らしく同僚が「景気が上向きなので優秀な人は就職してしまったんじゃないか」と分析していたけれど、「いや、そいうレベルではなくて一般常識がない」という事だった。
なんだかよく聞く話だけど、実際のところはどうなんでしょう。大学院の定員が増えて門戸が広がったのは事実だけど、それでレベルが落ちちゃったんでしょうか。確かに平均値のようなものは落ちるのかもしれないけど、相変わらず出来る人はできるままなんじゃないでしょうか。そして、門戸が広がったお陰で能力を発揮できた人もいるだろうし、科学人口(?)が増えるというのはそんなに悪いことじゃないんじゃないかな。「定員に満たなくても、もっと振るい落とすべきだ」とも言っていたのだけど、なんというか、それが自分のいる大学、研究室のレベルだという認識も必要なんじゃないかなぁ。
そう言えば、大学一年生の時、授業中に「君たちは受験勉強をしてきただろうけど、あんなもの全く意味はない」みたいなことを言われた事を思い出した。あの時も、「それならもっとマシな入試問題つくればいいのに」と思った。大学の先生が入試の煩わしさから少しでも逃れたいと思っている気持ちは分からなくもないけど、あまりにも他人事みたいな態度に共感できなかった。
最初はなんとなく興味をもって聞いていた話だったけど、やっぱり美味しいご飯を食べながら聞く話じゃなかったなーと後で少し後悔した。授業と自分の能力とのギャップを感じている学生や留学生が萎縮しないでコツコツ進んでいける方法はないのかなぁと考えてしまった午後だった。やっぱり集中力欠如してますね。