調査のための地図作りをするために久しぶりにArcGIS触ったんですが、なんか色々忘れていてすっかり手こずってしまいました。と言っても、GPSで取得した調査地点をArcGISのマップ上に表示するという超基本事項なので忘れないようにメモ残します。
=利用環境=
・Trimble GeoExplorer3
・ArcGIS9.1
・Pathfinder Office ver2.9
1. 転送&shpファイル作成(Pathfinder Office)
・GeoExplorer3からssfファイルをPathfinderを利用してPCへ転送
・ssfファイルをshpファイルに変換。ssfは一番大切なrawdataなので上書きしない事。変換の際に座標系を選ぶのだけど、ここで[Japanese State Plane][zone13]を選択したところでArcGISのためのprjファイルを作成してくれるわけではなかった。
(研究室にPathfinderがあるので問題なく使ってはいるけど、フリーのソフトでこれらの作業って出来ないのかな…。)
2. prjファイル作成(ArcToolbox)
・Pathfinderからエクスポートしたshpファイルはprjファイルを持たないので、ArcToolbox→Data Management Tool→Projection and Transformation→Define ProjectionでProjected Coordinate Systemsから[Japanese State Plane][zone13]を選択しprjファイルを作成する。(これは自分でtextエディタで作成できるはず。)
3. 旧測地系→世界測地系に変換(Arc catalog & ArcTKY2JGD)
あらかじめ、
ArcTKY2JGDをインストールしておく。スタンドアローンもあるのだが、ArcGISの機能拡張版をインストールした。起動するためにはArc catalogからTools→Customize→Commands→Japan UtilitiesでArcTKY2JGDのアイコンをDesktopに移動してやる。で、ArcTKY2JGDを起動すると最初にパラメーターファイルの読み込みを要求してくる。私の場合は C:\Program Files\esrijapan\ArcTKY2JGD\TKY2JGD.par にありました。教えて貰っていたから見つけられたものの、知らなかったら苦闘しそう。無事パラメータファイルの読み込みが終了したら画面が変わるので、モード切替ボタンを押してshpファイルの変換を行う。
作成されたshpファイルがArcMapで無事表示出来たらおしまい。しかし、回りくどいね。Pathfinderからshpファイルに変換する時に世界測地系を指定できればそれで済むことだと思うんだけどなぁ。ネット上探してみたんだけど見つからなかった。ver2.9というのがいけないのかな。今までもちょこちょことGISは使ってきたんだけど、解析がメインだったので自分の取ってきたデータを入れるという基本が全然なっていませんでした。自分の調査地点が乗った地図を眺めていると、諦めずにやってみて良かったとしみじみ思った。協力して下さった方どうもありがとう。本当、これから色々と役に立ちそうです。