セルサイズが長方形のラスタデータは難しい…。ラスターのセル値を抽出するのは[Sample]や[Extract values to points]ツールがあるんですが、長方形グリッドでこれらのツールを実行すると何も言わずにグリッドを長方形から正方形にリサンプリングして解析を行います…。むううう。サンプリング方法を選ぶオプションがあるので「何も言わずに」は言いすぎかな。でも、すべてのレイヤのセルサイズが同じだったらリサンプリング行ってないと思ってしまうよなぁ。
Pythonスクリプト書いて、どっかんどっかんと[Sample]を行って、値の抽出が上手くできたと思ったのはぬか喜びでした。ぽんと計算させた後も、確認するのって大切ですね。データつき合わして数値チェックしてよかった。
ラスタデータ(長方形セル)の値をポイントで抽出したつもりになっていたけど
実際には正方形セルに変換されたラスタデータの抽出をしていました。ちょうどセルの境界に抽出ポイントが乗っているのがイヤな感じですね。クロス集計などラスタの計算は正方形セルが基本なので要注意です。勝手にこっそり変換されます…。
この場合、横縦のセルサイズの最小公倍数を用いて正方形セルにリサンプリングしてから計算を行うのが解決策の一つですが、今回のセルサイズはは(X, Y)=(0.012500, 0.008333)ですから、、最小公倍数0.000001でリサンプリングはやだなぁ。と思ったら、3次メッシュは度分秒表記だと45秒×30秒なので、15秒×15秒のセル(小数標記だと0.004167です)でリサンプリングできることが分かった。データ6倍になるのはイマイチですがとりあえずこれが良い解決法なのかな。ポリゴン化だけはなんとしても避けたい。