先週の月曜日からカスレ病が発症したので、木曜日にモントルグイユに行ってきました。仕事が終わってからお店に電話すると「混み合っていてお待たせしてしまいますがよろしいでしょうか」と言われたけど「問題ないでーす」と予約して突入。毎月通っているような気がするけど、ここの料理はどうもくせになる。
色々な種類のパテがあってとっても美味しいのだけど、今日は「テッド・ド・フロマージュのサラダ」。豚軟骨のテリーヌ。ランチで一度食べたことがあるのだけど、コリコリと美味しく、つけ合わせのお野菜も絶妙なゆで具合で◎。
モントルグイユで外せないホタテ料理は「ホタテとツブ貝とキノコのパセリバター焼き」。初めて見るメニューですが、これが、ゆっくりじっくりソテー(?)して熱々の鋳鉄鍋に入れて出してくれます。モントルグイユのホタテは本当に甘くて、いつかその調理法を見てみたいと思っていたのですが、今日はカウンター近くに座ったので、お皿の合間からシェフの調理する姿をのぞき見。以前、avionのブログで紹介されていた(
こちら)フレンチレンジが大活躍していました。とりあえず、鍋もコンロも次元がちがうし、家庭でこんなにじっくりじんわりなんて出来ないよーと思いました。
最後はお待たせ「カスレ」。ソーセージ、羊、鴨のコンフィが豆と一緒にぐつぐつ煮込まれて絶妙な味に。お肉もそれぞれ味がしっかりしていて、やっぱりくせになる…。
ラギオールのナイフでこの太いソーセージをガシガシと切るのは贅沢だけど本当に幸せ~な瞬間です。あー、また食べたくなってきたな。
「お待たせするかも…」と言われたけれど、ほとんど一番乗りだった私たちは特に滞ることもなくお料理頂けました。が、かなり雑多なオーダーにシェフともう一人(コミ?)だけで立ち向かうキッチンは一触即発の緊迫状態。ジビエ(キジだったかな?)のオーダーまで入って、一体この難局をどう乗り切るのかと三谷幸喜のシチュエーションコメディでも見ている気分でした。シェフの判断力もすごいのですが、「はい」、「すみません」、「お願いします」しか言うことの許されない(と勝手に私が思ったわけですが…)コミな彼の動きもすごかったです。料理人の世界って本当に厳しいですね。「混んでる」と言われたのに突入してしまって申し訳なかったな…と思いつつ、でもカスレをこれ以上我慢できなかったのだ。つぎはお鍋料理も食べたいな。